アトリエにちょっとした庭がついてるんですが、この前草むしりしたばかりなのにもう雑草が生えてきて
しまっています。それでもってじっくりと庭を観察してみるとけっこう虫がたくさんいるんです。それはもう
アリやらダンゴムシやらシャクトリムシやら謎の幼虫やら色んなのがいるんですけど、ふと気がつきまし
た。僕は虫がとても嫌いになっているようです。なんか嫌悪感というか、凄く触りたくないと感じてしまうん
ですよね。。。
そこで クワガタ カブトムシ カナブン セミ チョウチョ トンボ カマキリ テントウムシ カミキリムシ
アリ ダンゴムシ ナナフシ カメムシ シャクトリムシ バッタ キリギリス コオロギ スズムシ
タマムシ カタツムリ ナメクジ アオムシ クモ ゴキブリ カ
以上の代表的な昆虫を、僕の子供時代と現在の2期で好き嫌いを分類することで、僕の虫に対する感じ
方の変化を探ってみました。
*子供の頃
好き(触れたいと感じる) クワガタ カブトムシ カナブン セミ チョウチョ トンボ カマキリ テントウムシ
カミキリムシ アリ ダンゴムシ ナナフシ カメムシ シャクトリムシ バッタ
キリギリス コオロギ スズムシ タマムシ カタツムリ ナメクジ アオムシ
嫌い(触れたくない、気持ち悪い) クモ ゴキブリ カ
*現在
好き(触れたいと感じる) クワガタ カブトムシ セミ チョウチョ トンボ カマキリ タマムシ
嫌い(触れたくない、気持ち悪い) カミキリムシ アリ ダンゴムシ ナナフシ カメムシ シャクトリムシ コオロギ
スズムシ ナメクジ アオムシ クモ ゴキブリ カ
特に何も感じない カナブン テントウムシ バッタ キリギリス カタツムリ
子供の頃と比べて今の僕は虫が嫌いになってるのは一目瞭然です。そりゃあ大人になれば虫嫌いになる
のはごく普通のことなのかもしれませんが、ちょっと待ってください。その変化はつまるところ、僕と虫との間
に距離ができてしまったということなのです。もっと言ってしまうと、僕をとりまく世界全体と、人間社会に属す
る僕との間に歪みが発生したということです。確かに子供の頃は、ごく自然に虫を捕まえ、かわいがったり、
殺したりしました。ごく自然であり、虫と一体感があったのです。知らず知らずのうちに人として生きていく中
で、「この虫は良い虫、あの虫は悪い虫(害虫はしょうがないかもだけど)」と(ある意味)洗脳されてしき、距離、
歪みが培われていったんだと思います。なんかすげーヤダ。
もちろん昆虫だけでなく、こういった歪みは無数に存在しています。大人に比べて子供は純粋に楽しく、自由
(世界とつながってる)であり、柔軟な感性をもっているのは、大なり小なりこういったことからであり、歪みが
少ないんだと思います。
だけれどもそんな人の歪みを全部が全部否定しているわけではありません。歪みが人間らしさでもあります
し、そんな歪みで社会は形成されているわけですから、良い面もたくさんあります。嫌いになったらそれはそれ
でアウトです。ただ、子供のようにくもりない目で世界を見つめ、つながり、純粋に楽しくいることがたくさんのア
ツいアイデアなどを格段に引き寄せやすくすることも事実だと思います(最近気づきました)。この愛すべき歪ん
だ人間社会の中で、人の胸を打つような服をバンバンつくっていきたいと思います。
ようやく前コレクション受注分の生産にメドがつき、次のコレクションの服をつくりたくてつくりたくてウズウズし
ております。僕は自由だ。今年の夏は楽しくなりそうです。キャンプ行くついでに昆虫採集もしてきます。