2010年9月19日日曜日

心の奥に広がる世界

 

ここ最近ずっと次のコレクション(roomsLINKにて10/19~10/21に展示発表します。)に向け、
もう無理ですってくらい服づくりにいそしんでおります。
体は正直者で、頭や体、心が「もうこれ以上やったらおまえマズイことになるよ」
というところで反応を示してきます。なんだか色々と微妙な違和感があり、特に服に
関することを考えるだけで気持ち悪くなり、もう吐き気がします。

まあいつものことだと思うと同時に、このあたりが今の僕の集中力の限界なのかなと
感じました。もうやんなっちまいます。

そんななのでしょうがないなと思い、土日ということもあり昨日今日と休みにして、
なるったけ服のことは考えないように過ごすことにしました。
それでもってせっかくなので久しぶりにブログを書いたのであります。

ちなみに写真はお盆に友達と行った丹沢湖です。


        

    
         
心には面白いことにちょっとした扉のようなものがあり、その奥には楽しい世界があるようです。

抽象的でありうまく表現できませんが、何かに向かって深く静かに集中し、
心とその人の軸のようなものを合わせると、心の奥にある世界に入れるようです。

その世界には、多分その人の純粋な記憶の世界があり、無意識であり、時間を超えた
経験やら喜びやら悲しみが広がっています。俗な言い方をすると、深層心理とか、
はたまた才能とかに当たるのかな。

そして、その世界にどうにか入り込み、偶然なり必然なり何かいいものをつかみとってきて、
この現実世界にて(僕の場合は)服という物質にしていきます。そうすることで夢を含んだもの、
はっとするもの、人に何かを感じさせうるものができるのだと思います。

当たり前ですが、僕が表現したいものはその扉の先にある世界であり、その世界にいくには
集中力、それを現実で目にみえるものにする精度、表現力が必要になります。

何よりもその世界とリンクしつづけていることが大切なんだと思います。
冒頭にて書いたように、集中には限界があるようで、まだまだ僕自身未熟であり、
不器用であり、何かとスムーズにいかないことが多いです。

楽しいことばかりではありませんが、とにかく自分自身をしっかりと見つづけたいと思います。
そしてそういったうまく言葉にできない自分でもよくわからないものをさがしつづけます。
色々越えていきましょう。