2011年7月20日水曜日

翼のある服

 先日男6匹で長野の山奥にキャンプに行ってきました。

 岩魚を釣り、ご飯もおいしく頂き、運よく星空のようなたくさんのホタルを見ることもできました。












 さあ、気持ちを次のコレクションへと向けていきます。


テーマはずっと前から決まっていました。「翼」です。 翼のある服たち。

このコレクションでは展示会前に撮影をし、ブックのようなものをつくり具体的なイメージとして
発表したいと思います。

僕たちはこの夏に自分を描き命を燃やします。

これまで各々見てきたもの、聴いてきたもの、経験してきたこと、感じてきたこと、
感動してきたこと、そういったものに力をもらいながら、ひたすら考えつくるのです。
自分の空をとぶのです。

なんだかその人が前向きな何かを受け取れること。それがその人の空であります。
そして、それぞれの飛び方次第でいくらでも出来上がってくるものは変化します。

テーマがあり、それを表現しようとする人があり、各々の人生のタイミングがあり、
各々の時々の表現があり、葛藤があり、そして、やがて着る人があり、見る人があり、
それぞれの好みがあり、笑顔がある。

そして、それらは移り変わっていくものであり、不変なものなど何一つない。
よって今の段階では明確な答えなどありません。
人間だからこその不明確さ、曖昧さ。計算しづらく、とても扱いにくいものかもしえませんが、
どうしても僕はそういうのに惹かれてしまいます。絶対に大切にします。

経験上なんとなくいえることは、それぞれが丁寧に前向きに取り組み、
それぞれが持つそういった不明確なものたちが深く絡み合ったものは、
有無をいわさず素晴らしいものになることが多い。

雨 雲 虹 星 空 無限大

奇跡は気持ちである。どれだけ前向きかである。どれだけ各々自分の空をとべるかです。
やっぱり夏はわくわくします。

最高の一瞬を描きます。